
トランプ米大統領のウクライナ停戦の仲介の試みが不調に終わる中、ロシアはウクライナ東部での攻勢を強めており、ウクライナ軍は27日、東部ドネツク州の要衝ポクロフスクの防衛態勢強化を急いでいると明らかにした。写真はポクロフスク周辺で15日撮影(2025年 ロイター/Anatolii Stepanov)
[キーウ 27日 ロイター] – トランプ米大統領のウクライナ停戦の仲介の試みが不調に終わる中、ロシアはウクライナ東部での攻勢を強めており、ウクライナ軍は27日、東部ドネツク州の要衝ポクロフスクの防衛態勢強化を急いでいると明らかにした。
ロシアはポクロフスクをドネツク州全域の制圧に向けた重要拠点と位置づけており、ウクライナ軍によると、約200人のロシア軍兵士が市内に入った。ゼレンスキー大統領も26日、ポクロフスク市内とその周辺で激しい戦闘が続いていると確認。ロシア国防省は、ロシア軍部隊が鉄道の駅周辺で前進を試みていると明らかにしている。
ゼレンスキー大統領は米ニュースサイトのアクシオスに対し、ウクライナ情報機関の分析として、ロシアのプーチン大統領はドネツク州とルハンスク州で構成する「ドンバス」全域を「10月15日までに掌握する」と主張していたと述べた。ロイターはこの件に関して独自に確認できていない。
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