
10月27日、 オーストラリアのアルバニージー首相(写真)は、日米豪印4カ国の連携枠組み「クアッド」首脳会議は2026年第1・四半期に開催される可能性が高いとの見方を示した。ワシントンで20日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[シドニー 27日 ロイター] – オーストラリアのアルバニージー首相は27日、日米豪印4カ国の連携枠組み「クアッド」首脳会議は2026年第1・四半期に開催される可能性が高いとの見方を示した。東南アジア諸国連合(ASEAN)フォーラムに出席するため訪問したマレーシアで記者団に対し語った。
アルバニージー氏は、クアッドは4カ国にとって重要なフォーラムだと指摘。「来年第1・四半期の首脳会議開催を期待する」と語った。
クアッド首脳会議はこれまで、25年中にインドの主催で開催されるとみられていた。クアッド首脳会議は4カ国の持ち回りで行われる。
アルバニージー氏は27日、ASEAN関連会合に合わせて中国の李強首相と会談した。その際、アルバニージー氏は中国軍の戦闘機とオーストラリアの哨戒機が接近したことについて懸念を示したという。
中国戦闘機は、南シナ海で監視活動を行っていた豪哨戒機に接近、照明弾を放った。豪は乗組員らに危険をもたらすと強く反発している。
一方、アルバニージー氏は、7回目となった李氏との会談について、関係が改善し安定する中で、オーストラリアと中国が対話を通じて意見の相違を管理できることを示したと語った。
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