EU、中国産レアアース依存縮小へ 豪加など調達先拡大

欧州委員会のフォンデアライエン委員長は10月25日、レアアース(希土類)の輸出規制を拡大した中国を批判し、欧州連合(EU)が中国産レアアースへの依存を縮小する新たな計画を検討していると明らかにした。2010年10月、江蘇省連雲港で撮影(2025年 ロイター)

[ブリュッセル 25日 ロイター] – 欧州委員会のフォンデアライエン委員長は25日、レアアース(希土類)の輸出規制を拡大した中国を批判し、欧州連合(EU)が中国産レアアースへの依存を縮小する新たな計画を検討していると明らかにした。

フォンデアライエン氏は、EUがオーストラリア、カナダ、チリ、グリーンランド、カザフスタン、ウズベキスタン、ウクライナなどとレアアース調達で連携を加速すると述べた。

「RESource(リソース)EU」と名付けられた計画には、欧州で販売される製品に利用される重要原材料を再利用する取り組みも含まれ、フォンデアライエン氏は「欧州の産業界が短期的、中期的、長期的に重要原材料の代替供給源を確保することが目的だ」と強調。共同購入や備蓄などに注力し、生産・加工への投資も強化すると表明した。

中国は今月初め、レアアースと電池材料の輸出管理を強化すると発表。米関税への対応の一環とみられるが、フォンデアライエン氏はレアアース磁石の中国依存度が90%を超えるため、欧州にもリスクが高いとした上で、「短期的には中国側と解決策を見つけることに集中するが、必要であればあらゆる手段で対応する用意がある」と述べた。

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