英国王とローマ教皇、バチカンで共に祈り 分離以来500年ぶり

 10月23日、チャールズ英国王とローマ教皇レオ14世がバチカン(ローマ教皇庁)のシスティーナ礼拝堂で共に祈りを捧げた。写真は握手する両氏。バチカンで同日撮影。バチカンメディア提供(2025年 ロイター)

[バチカン市 23日 ロイター] – チャールズ英国王とローマ教皇レオ14世が23日、バチカン(ローマ教皇庁)のシスティーナ礼拝堂で共に祈りを捧げた。1534年にヘンリー8世がローマカトリックから離脱して以来、英国国教会首長である英国王とローマ教皇が共に祈りに参列するのは初めてとなる。

チャールズ国王は過去に3人のローマ教皇に謁見しているほか、ヨハネ・パウロ2世とベネディクト16世が英国を訪れているが、共に祈ったことはなかった。

国王夫妻は、カトリック教会と英国教会が分離から5世紀を経て関係を深めていることを記念して、バチカンを公式訪問している。

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