【プレスリリース】細胞の“運び屋”に新たなルール
―脳の働きや病気の理解につながるタンパク質輸送の仕組み―

本学大学院医学系研究科機能形態学の一ノ瀬聡太郎助教は、東京大学大学院医学系研究科吉川雅英教授、同東京大学蒋緒光特別研究員、同東京大学名誉教授/順天堂大学廣川信隆特任教授ら研究グループとの共同研究により、細胞の“運び屋”として働くモータータンパク質キネシン‐2が、どのように荷物を認識して運ぶのか、その仕組みを世界で初めて明らかにしました

本研究成果は、2025年10月 25 日付で科学雑誌『Science Advances』に掲載されました。

本研究成果により、若年で発症する肺腺がんの予防医療や早期発見につながることが期待されます。

今回の成果は、モータータンパク質全体に共通する基本原理の理解につながるとともに、神経発達障害や繊毛病など細胞内輸送の不具合が関わる病気の分子基盤解明や治療法開発に役立つことが期待されます。

本研究は、戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)「吉川(課題番号:JPMJER2202)」と科研費「吉川(課題番号:JP21H05247)」、「吉川(課題番号:JP24KF0141)」、「廣川(課題番号:JP25K09633)」、「廣川(課題番号:JP16H06372)」、「一ノ瀬(課題番号:JP24K09994)」、「蒋(課題番号:JP24K18106)」及び日本医療研究開発機構(AMED)創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業創薬等先端技術支援基盤プラットフォーム(BINDS)(課題番号:JP23ama121002、JP23ama121018、JP25ama121033)の支援により実施されました。

プレスリリース

細胞の“運び屋”に新たなルール

―脳の働きや病気の理解につながるタンパク質輸送の仕組み―

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