
笑顔を見せる未唯mie(撮影・西尾 大助)
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著名人に健康や元気の秘訣(ひけつ)を語ってもらう企画「だから元気!」。今回は昭和を代表する国民的アイドルデュオ「ピンク・レディー」の未唯mieさん(67)。ソロに転身後もライブを積極的に展開する一方、日本舞踊の名取になるなど幅広く活躍中。その元気を支えるのが「ボーンメソッド」という日本発祥の整体術。関節を意識してほぐして体調と若さを維持しているそうです。(構成・元尾 哲也)
今はもう「ボーンメソッド」抜きでは生きられない体になっている気がします。毎朝起きると、布団の中でまず、肩。それから首、手、股関節、足首、頭蓋骨の付け根など、全身の関節を徐々に緩めてほぐすことから一日が始まります。すると、体のこわばりや痛むところが消えて、スッと体が楽になります。寝起きだけでなく、仕事の本番前など時間を見つけて、1日にトータルで1時間はやっています。すると体が自然にスムーズに動くようになります。無重力というか、どこにも負荷が感じられない状態になるのです。
舞踏家・ひびきみかさんが考案された「ボーンメソッド」を8年ほど前に紹介され、ひびきさんからレッスンを受けました。
人間の体は、関節で骨が連結しています。その骨を意識した動作をすることで、体のパーツを本来あるべき位置に戻し、身体能力が自然と高まるというものです。骨の先端にあたる関節を緩めることで、関節をクロスするようについている筋肉がほぐれ、筋肉の無駄な動きがなくなるのです。
実は、子供のころから体力がなく、虚弱体質でした。中学、高校の同級生だったケイ(増田惠子)は元々バスケットボール部の選手で、彼女の方がはるかに体力がありました。校内のマラソン大会でも彼女はいつも上位でしたが、私は完走がやっと。かけっこはいつもビリでした。年齢を重ねるとともに体力の衰えを実感。ピンク・レディー時代の作品を歌って踊ると、最近は息切れするようになっていました。
しかし「ボーンメソッド」を始めてから、3曲続けてフルコーラスで歌っても、全然息切れしなくなりました。かかと重心できちんと立つことによって、その上の骨もきちんと積み重なり、姿勢も矯正されるんですね。猫背や腰痛もなくなっただけでなく、無駄な筋肉の使い方をしなくなったからでしょう。
また、足首の甲をしっかりマッサージしてほぐすようにしてから、一切、足がつらなくなりました。以前はブーツの中で足の指がつって、とんでもないことになっていました。夜中にこむら返りが起きて大騒ぎしていたことを思い出すと、今は天国です。
50代のころから食べ物もこだわっています。塩分と油分に気を使うようになりました。なるべく植物性のナチュラル成分のものを選んでいます。外食もめっきり減りました。できるだけ自分で良い材料を選び、自分で作るようになりました。ただ、20代からずっと1日1食の習慣は続いています。ピンク・レディー時代、私はケイより太っていたので、なるべく食べないようにしていました。食べるとおなかが出ちゃうので…。デビュー時の体重は51キロぐらいでしたが、一番忙しい頃は47キロを切っていました。忙しくて食べる時間もなかったので、1日1食が普通でした。解散後もそれが当たり前になってしまいました。食事は夜に1食だけですが、ステーキを1キロとか、焼き肉12人前とか、量は物凄く食べていました。今は少し小食になり1、2人前ぐらいかな。体重は50キロを切るぐらいを維持しています。
18歳でデビューして、来年は50周年。ソロデビューして45年になります。いろいろなイベントが組まれるはずなので、「ボーンメソッド」で体調を整え、万全の態勢で臨むつもりです。
《新曲は「ずっとやりたかった音楽」》来月12日に新曲「ネバー・ディド・アイ・ストップ・ラヴィング・ユー」が発売される。1972年ごろ、「ヤング・ソウル・クラシック」と呼ばれた伝説の女性ソウルシンガー、アリス・クラークの作品のカバーで、未唯mieが日本語詞も書いた。「元々子供の時からソウルミュージックが大好きで、夜中に親の目を盗んで“ソウル・トレイン”を見ていたほど。ピンク・レディーの時にソウルっぽい歌もありましたけど、ずっとやりたかった音楽」と念願がかない、大喜びしている。同作品をプロデュースしたT―GROOVEとドラマーのGEORGE KANOと共演する特別ライブが11月18日に東京・目黒のブルースアレイジャパンで開催される。
◇未唯mie(みい)本名・根本美鶴代(ねもと・みつよ)1958年(昭33)3月9日生まれ、静岡県出身の67歳。76年8月25日、増田惠子(ケイ)とのデュオ「ピンク・レディー」の「ミー」として「ペッパー警部」でデビュー。国民的人気アイドルとなるが81年3月に解散。同年7月に「MIE」としてソロデビュー。84年「NEVER」がヒット。2021年、五世花柳流宗家家元花柳壽輔から「花柳舞千鳥」の名取を授かる。
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