
ロシアが先週末、米国に送付した「ノンペーパー」と呼ばれる非公式文書で、ウクライナとの和平合意に向けた従来の条件を改めて伝えていたことが分かった。写真は戦車に乗ったウクライナ軍の隊員ら。ドンバス地方で2023年4月撮影(2025年 ロイター/Yan Dorbronosov)
[ワシントン 21日 ロイター] – ロシアが先週末、米国に送付した「ノンペーパー」と呼ばれる非公式文書で、ウクライナとの和平合意に向けた従来の条件を改めて伝えていたことが分かった。米当局者2人が明らかにした。
ロシアは同文書でウクライナのドンバス地方全体の掌握を改めて求めており、当局者は現在の戦線での戦闘凍結を呼び掛けているトランプ米大統領の姿勢を事実上拒否するものだと述べた。また、ロシアはいかなる和平合意の一環としても北大西洋条約機構(NATO)軍をウクライナに派遣しないという従来の立場を繰り返し表明したという。
ホワイトハウスとワシントンのロシア大使館はコメント要請に直ちには応じていない。
トランプ大統領は16日、プーチン氏と「2週間以内にも」会談する考えを表明していたものの、ホワイトハウス高官は21日、トランプ大統領とロシアのプーチン大統領が「ごく近い将来」に会談する予定はないことを明らかにした。
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