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2025年10月22日 18:07

ガムの色の変化で噛む力をチェック 福岡市が新プロジェクト「噛む活FUKUOKA」

福岡市は11月から、食べ物を「よく噛(か)むこと」で市民の健康を守ろうという取り組みを始めます。要介護になるリスクや肥満を防ぐメリットがあるということです。

22日、福岡市の高島市長が発表したのは。

■福岡市・高島市長
「要介護状態を予防する新しいプロジェクト『噛む活FUKUOKA』がスタートします。」

「噛む活」とは文字通り、食べ物を咀嚼(そしゃく)する活動のことです。食べ物をよく噛むことで得られる効果を、市民に広く知ってもらおうというものです。

福岡市が65歳以上の市民4万人を調査したところ、何でも噛んで食べられる人と比べ、ほとんど噛めない人は要介護状態になるリスクが1.6倍と高かったということです。

自分の「噛む力」を知りたい人は、11月25日から市内各地の歯科クリニックで無料で測定できます。測定のデモンストレーションを取材しました。

■鬼丸ゆりか記者
「噛む力をチェックするのはこちらのガムです。」

リズムに合わせながら1分間に60回噛み、ガムの色の変化で噛む力の程度が分かります。結果に応じて、歯科医師や歯科衛生士から、噛み方や食べ方についての指導が受けられます。

■絹子歯科クリニック・永原絹子 院長
「ゆっくり食べることで満腹感もあるので、肥満の予防などいろいろなことに役立つと思います。口から体の衰えが始まると言われ、噛むことはとても大事なことです。」

無料測定が受けられる歯科クリニックは、11月中に福岡市のホームページに掲載されます。

最終更新日:2025年10月22日 18:07

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