欧州連合（ＥＵ）の執行機関である欧州委員会のドムブロフスキス委員（経済担当）は、中国のレアアース（希土類）輸出規制強化に対し、欧州委が対抗措置を検討しているとの考えを示した。写真はブリュッセルで６月撮影（２０２５年 ロイター/Yves Herman）
［ベルリン ２２日 ロイター］ – 欧州連合（ＥＵ）の執行機関である欧州委員会のドムブロフスキス委員（経済担当）は、中国のレアアース（希土類）輸出規制強化に対し、欧州委が対抗措置を検討しているとの考えを示した。２２日付の独経済紙ハンデルスブラットがインタビューを報じた。
ドムブロフスキス氏は同紙に対し、「状況が改善されない場合、可能な対抗措置を講じることを検討している。具体的な手段は挙げていないが、議論は継続中だ」と言及。国際的パートナーとも調整を行っているとし、ワシントンで開かれた主要７カ国（Ｇ７）財務相会合を例に挙げた。
中国商務省は９日、レアアースの輸出管理を強化した。また海外の防衛・半導体関連企業への輸出を制限する方針も明確にした。
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