Photo:JeannieR/Shutterstock※写真はイメージです
インドで毎年開催されるヒンドゥー教の大きなお祭りに、ドナルド・トランプ米大統領の像が「悪魔役」として登場した。トランプ氏がインドに課した50%の関税が理由だと、現地人は語る。
女神に成敗されるトランプ氏
ヒンドゥー教で「戦いの女神」「力と保護の象徴」「全宇宙の母」とされるドゥルガー。最高神・破壊神シヴァの妃で、10本の腕が特徴的だ。
毎年10月ごろ、インド全土ではドゥルガーを称えるお祭り「ドゥルガー・プージャー」が9日にわたって盛大に開かれる。これは、ドゥルガーが9日間かけて悪魔マヒシャースラを退治した神話に由来する。
今年のドゥルガー・プージャーでマヒシャースラに代わり “悪の化身” として登場したのが、トランプ氏に似せた粘土像だった。
50%の関税を課した “悪魔”
インドの中でもドゥルガー信仰が強い西ベンガル州マーシダバードで撮影された映像には、金髪が印象的なトランプ像が映っている。
猛々しい表情、筋骨隆々で引き締まった体は現実とは程遠いが……その背後には、腕を広げ10種の武器を持ったドゥルガーがそびえ立つ。
トランプ像を制作した芸術家アシム・パル氏は、タイムズ・オブ・インディア紙に「トランプが私たちに50%の関税を課したから、悪魔のモデルにしました。近隣の人々や周りの人々からは、非常に好評です」と語る。
過去の悪魔役は?
CNNによると、米同時多発テロ以降はオサマ・ビンラディン容疑者が悪魔役に人気の人選だったという。中国の習近平主席が登場したこともある。
マーシダバードのドゥルガー・プージャー実行委員会のひとり、サンジャイ・バサク氏は次のように語る。
「以前、インドとアメリカは以前は良好な関係でしたが、トランプの就任以来、彼はインドを抑圧し、私たちを押しつぶそうとしています」
「だから私たちは、力強い母ドゥルガーによって退治された悪魔として、トランプを描きました」
インドとアメリカ、現在の立ち位置
インドのナレンドラ・モディ首相とトランプ氏は友好的な関係を築いていた。
ところが2期目に入り、トランプ氏はインドがロシアの石油と武器を購入していることを問題視。その罰則分25%を含む、史上最大50%の関税をインドからの輸入品に課した。
モディ氏は「私たちは自立する」としきりに国民に呼びかけているが、インド経済は低迷。国民の不満感情が爆発することを恐れたモディ首相は10月9日、トランプ氏と電話会談を行うなどして貿易交渉の土台を整えようとしている。
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After Trump, Shehbaz Sharif, Yunus in demon avatar at Bengal Durga puja pandal#DonaldTrump #DurgaPuja2025 | @k_tapas1
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— IndiaToday (@IndiaToday) September 28, 2025
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A Durga Puja committee in Baharampur, West Bengal, has unveiled an idol featuring a demon styled after US President Donald Trump. Crafted by artist Asim Pal, the theme highlights the committee’s take on India-US trade relations and policies.
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— Mid Day (@mid_day) September 28, 2025
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