英経済、ブレグジットと緊縮財政で予想以上の打撃=財務相

 10月22日、リーブス英財務相(写真)は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)と前政権による歳出削減が、当初の予想以上に経済に重くのしかかっていると述べた。写真は8月、北アイルランドのベルファストで代表撮影(2025年 ロイター)

[ロンドン 21日 ロイター] – リーブス英財務相は、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)と前政権による歳出削減が、当初の予想以上に経済に重くのしかかっていると述べた。

バーミンガムで開かれた会議で見解を示した。英紙ガーディアンが報じた。

同国では独立財政監視機関「予算責任局(OBR)」が、経済成長見通しを下方修正すると予想されているが、リーブス氏はこれに立ち向かっていくと発言。

「OBRも率直に認めると思うが、緊縮財政、資本支出の削減、ブレグジットが、当時の予測以上に英経済に大きな影響を与えた」とし「だからこそ、私たちは臆することなくEUとの関係を再構築している。2016年以降、また数年前の正式離脱以降、企業に不必要な負担を課してきたと思えるコストの一部を減らすことが狙いだ」と述べた。

  リーブス氏は21日、英紙フィナンシャル・タイムズに「家計の生活費を下げたいので、予算では物価について的を絞った対策を講じる予定だ」と発言。

「過去1年あまりで5回の利下げが行われており、さらに金利が低下することを望む」と語った。

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