
欧州各国はウクライナと協力し、ロシア・ウクライナ戦争を現在の戦線を維持する形で終結させることを目指す12項目から成る提案を策定している。ウクライナのハルキウ州で4日撮影(2025年 ロイター/Sofiia Gatilova)
[パリ/ブリュッセル 21日 ロイター] – 欧州諸国がウクライナと連携し、現在の戦線を基準としたロシアとの停戦案を取りまとめていることが21日、複数の欧州の外交筋の話で分かった。米国をウクライナ支援の枠組みにとどめることを狙いに、トランプ米大統領が議長を務める「和平評議会」が提案事項の実施を監督する案が盛り込まれているという。
外交筋によると、ウクライナ和平評議会の構想は、トランプ大統領がパレスチナ自治区ガザについて提案した20項目から成る和平案をひな形に策定される。
領土問題については、ロシアとウクライナの双方が停戦に合意した後に交渉を開始する。ただ、ロシアが占領する地域をロシア領として認めることはないという。
この件について、ブルームバーグが外交筋の話に先駆けて報道。提案にはウクライナに対する「安全の保証」のほか、欧州連合(EU)への迅速な加盟に向けた道筋などが盛り込まれるとしていた。さらに、ロシアがウクライナに続き停戦に同意し、双方が領土拡大の停止にコミットすれば、ロシアに連行された全ての子どもたちをウクライナに帰還させ、囚人の交換を実施することが想定されていると報じていた。
ブルームバーグによると、ロシアに対する制裁は段階的に解除されるが、凍結されている約3000億ドルの資金は、ロシアがウクライナ復興への貢献に同意した場合にのみ返還される。ただ、ロシアが再びウクライナ攻撃に転じれば、制裁は再発動される見通しという。
ロイターは独自にこの報道を確認できていない。
英独仏を含む欧州首脳はこの日、ウクライナと共同声明を発表し、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、現在の戦線で停戦を求めるトランプ大統領の呼びかけを支持すると表明。ウクライナを支援する約35カ国は24日にロンドンで「有志連合」のを開催。フランスのマクロン大統領によると、ウクライナのゼレンスキー大統領も出席する。
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