明治安田J2リーグ「V・ファーレン長崎」は、18日にホームで「ヴァンフォーレ甲府」に圧勝。

今シーズン初めて首位に立ちました。

ホームゲームでは、歴代3番目に多い “約1万9600人” の観客が詰めかけた一戦。

V・ファーレンは立ち上がりから、左サイドに入った笠柳が数多くのチャンスを作ると、前半10分。
その笠柳から澤田につないで、最後はエジガルが2試合連続ゴールを決め、幸先よく先制します。

26分には、テンポのいいパス交換から一気にペナルティエリア内に侵入すると、走りこんできた澤田が13試合ぶりのゴールで追加点。
2点をリードして、前半を折り返します。

後半に入っても主導権を握り続けたV・ファーレン。

26分には、マテウスのスルーパスに反応した松本が、絶妙なタッチで流し込み3点目。

さらに後半アディショナルタイムには、コーナーキックからマテウスが、得点ランキングトップを独走する自身17点目で、大量4得点。

相手にほとんどチャンスを作らせず、3試合連続の無失点勝利で、無敗も15試合に伸ばしました。

(澤田 崇選手)
「得点が欲しくてうずうずしてたので、良かった。一戦、一戦、大事に勝ち点3だけを目指して、しっかり戦っていきたい」

(高木 琢也監督)
「最後まで攻撃的にやるということをハーフタイムに伝えた中で、選手たちのアクションは良かった。こういうゲームになると緩みがちになるが、最後は体を張って全員がよくやってくれた」

首位を争っている水戸が千葉に敗れたため、V・ファーレンが今シーズン、初めて首位に躍り出ました。

2位の水戸とは、勝点差が1。
3位の千葉とは4ポイント差となっています。

リーグは残り5試合となりますが、とにかく今シーズンは稀に見る混戦状態で、優勝も昇格争いもプレーオフ争いも、まだまだわからない状況が続いています。

首位の水戸との直接対決が今季のホーム最終戦、来月23日の第37節です。

リーグ戦はその水戸戦まで3試合が行われるので、ほかのチームの動向にもよりますが、V・ファーレンすでに昇格や優勝を決めている可能性もありますし、もしかすると水戸戦で何かが決まるということになるかもしれません。

V・ファーレンは次節もホーム戦。

昨シーズンまでV・ファーレンでコーチを務めていた、倉石監督率いる「FC今治」(現在9位)を迎え撃ちます。

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