左から、Juna Serita(b.vo.) Shoka Okubo(g.vo.)
ライナーノーツのようなジャム・セッションにADDONEが初登場!
1975年に開館した横浜の顔ともいえる、神奈川県民ホールが今年4月からリニューアルのため休館している。休館してはいるが、神奈川県内のあらゆる公共施設などで主催公演を行っており、今回はその中で〈KANAGAWAロックサーキット〉として企画された、12月23日、やまと芸術文化ホールで開催される、女性ふたりの実力派新ユニット、ADDONE(アドワン)に注目してみたい。
10年来の付き合いとなるShokaとJunaによる2022年に結成したツインヴォーカル・ユニットだ。国内外で評価が高く、YouTubeチャンネル登録者数が26万人を超えるJunaと、昨年、丸の内COTTON CLUBでワンマンライヴをおこなったShokaがタッグを組み、オリジナリティあふれるジャンルの壁を取り払った音楽を追求せんと結成されたという。
会場は多目的ホールのため、ライヴの熱気がストレートに伝わる模様。もちろん、心温まるトークもあり、ゴリゴリの演奏とのギャップが目玉のひとつだろう。演奏されるのはファンクやブルースの有名曲で、ジャム・セッションと、オリジナルを軸としたパートと、クリスマス・カヴァー曲を演奏するとのこと。聴き馴染みのある曲と、予測のつかないセッションのスリルが共存するのがみどころだろう。
ADDONEのメンバーはギターのShoka OkuboとベースのJuna Serita。Shokaは⼩学⽣時代から、ちびっこドラマーとして各地でライヴ活動を展開。その後中学でギターに転向、ブラック・ミュージックの⽼舗レーベル、P-VINE RECORDSより本場メンフィスで録音したCDを発表している。一方Junaは11歳からギターを⼿に取り作曲を始め、17歳の時、楽器をギターからベースに転向。ベース/ヴォーカルを担当するソロ活動では〈OSM high school musiccamp〉と〈北陸インディーズバトル〉でグランプリを獲得した実力の持ち主だ。
サポート・バンドには、鈴⽊祥⼦、CHARA、くるり、遠藤賢司、荻野⽬洋⼦、hitomiなど多くのアーティストと共演してきたドラマーのGRACE(ドラム)と、ファンキーなプレイに定評があるMizki(キーボード)が担う。盤石のプレイヤーが揃っての変幻自在の熱演が期待されるところだ。ライヴを起点に様々なショウ要素が盛り込まれた一夜を過ごしてはいかがだろうか。
LIVE INFORMATION
神奈川県民ホール presents KANAGAWA ロックサーキット「語り継ぐロックの伝説」
ADDONE
LET’S FUNKY X’MAS GIG
2025年12月23日(火)やまと芸術文化ホール サブホール
開場/開演:18:30/19:00
■出演
ADDONE
Shoka Okubo(ギター/ヴォーカル)
Juna Serita(ベース/ヴォーカル)
https://www.kanagawa-kenminhall.com/d/rock_yamato
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