
米政権のウィットコフ中東担当特使とトランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏は20日、イスラエルを再び訪問し、ネタニヤフ首相と会談した。写真はガザ南部のハンユニスから上る煙。同日撮影(2025年 ロイター/Stringer)
[カイロ/エルサレム 20日 ロイター] – イスラエルのネタニヤフ首相は20日、トランプ米大統領と共に中東地域の和平を進めていく考えを示し、イスラエルを21日から訪問する予定の米国のバンス副大統領と中東地域の課題と機会について協議すると述べた。
ネタニヤフ氏はこの日、イスラエルを訪問した米政権のウィットコフ中東担当特使とトランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏と会談。10日に発効したパレスチナ自治区ガザの停戦が揺らぐ中、米国はガザ停戦の定着に向け外交努力を強化している。
イスラエルは19日、イスラエル軍兵士に対する攻撃があったとしてガザ地区で大規模な
空爆
を実施。その後、ガザでの停戦は再開したと発表したが、米国が仲介した停戦は早くも深刻な試練に直面している。
米国とイスラエルの関係筋によると、ウィットコフ氏とクシュナー氏のイスラエル訪問は19日の空爆以前から予定されており、トランプ大統領が提案した20項目から成る和平案の次の段階について協議を開始する計画だった。
こうした中、イスラム組織ハマスは20日、前日にガザ地区で回収された人質の遺体をこの日に引き渡すと発表。この日はエジプトでハマスとの協議が予定されている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.