レッドブル・レーシングは、今週末に行われる2025年F1第20戦メキシコGPのフリー走行1回目(FP1)で、マックス・フェルスタッペンに代えて18歳の新鋭アーヴィッド・リンドブラッドを起用する。
リンドブラッドはレッドブル育成プログラムに所属する若手ドライバーで、早ければ2026年にもレーシング・ブルズからF1デビューする可能性が取り沙汰されている。今回の起用は角田裕毅にとって、潜在的なシート争いのライバルと同じコースで直接比較されることを意味する。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコによれば、所属先チームこそ未定ながらも、アイザック・ハジャーの来季残留はすでに確定している。そのハジャーが既定路線とも取り沙汰されるレッドブル昇格を果たした場合、角田は、リアム・ローソンおよびリンドブラッドと姉妹チームのシートを争う構図となる。
今回の発表は奇しくも、メキシコGP後に予定されていた来季のラインナップ決定を延期する可能性にマルコが言及した直後に行われた。角田とリンドブラッドのラップタイム比較は、否応なく注目を集めることになりそうだ。
F1競技規則は各チームに対し、マシン1台につきシーズン中に最低2回、F1参戦2戦以下のルーキードライバーをFP1で起用することを義務付けている。よって1チームあたり年間4回の“ルーキーセッション”が必要となるが、レッドブルはこれまでに以下の2回を消化済みだ。
バーレーンGP:岩佐歩夢(フェルスタッペンの代役)
イギリスGP:リンドブラッド(角田の代役)
今回のメキシコGPが3回目のルーキー起用となり、レッドブルは1回の義務を残す形となる。
リンドブラッドは7月のイギリスGPで初めてRB21をドライブし、わずか60分の走行ながら、フェルスタッペンが同じマシンで記録したタイムに対して0.526秒差という印象的な速さを示してみせた。
今季はカンポス・レーシングからFIA-F2選手権にルーキーとして参戦。これまでに2度の優勝を含む3度の表彰台を獲得し、シーズン残り2ラウンドの現時点でドライバーズランキング7位につけている。

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