アルゼンチン中央銀行は20日、米財務省と200億ドル(約3兆130億円)規模の通貨スワップライン協定に署名したと発表した。26日の中間選挙を控え、米政府の支援はミレイ大統領に対する重要な信任票を意味する。

  同中銀の声明によると、この協定の目的は物価の安定を維持し、アルゼンチン経済の持続可能な成長を促進することにある。協定は二国間スワップ契約の条件を定めており、国際準備資産の流動性を強化するものだという。

  アルゼンチンは26日に重要な中間選挙を控えており、ミレイ大統領が推進する市場寄りの政策アジェンダは、その行方が選挙結果に左右される可能性がある。

  発表を受けてアルゼンチンのドル建て国債は急伸。ブルームバーグテレビジョンがまとめたデータによれば、2035年償還債の価格はこの日の高値を付けた。

President Trump Hosts Argentine President Milei At White House

トランプ米大統領(左)とアルゼンチンのミレイ大統領(右)、10月14日

Photographer: Stefani Reynolds/Bloomberg

  ベッセント米財務長官が1カ月前から繰り返しアルゼンチン・ペソ買いを発表し、協定締結を予告してきたにもかかわらず、ペソ売りに歯止めはかからなかった。今回の署名はペソの下支えが目的だとされている。

  アルゼンチンの通貨トレーダーらによれば、米財務省は17日に推定2億ドル余りを売却。米政府による介入はその前から続いていた。ペソは10月に入り5.7%下落し、年初からの値下がりは30%に迫っている。いずれの期間においても新興市場国の通貨としては最も低調な動きとなっている。

原題:Argentina Central Bank, US Treasury Sign $20 Billion Swap Deal(抜粋)

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