
ドイツのクリンクバイル財務相(写真)とドイツ連邦銀行(中央銀行)のナーゲル総裁は、欧州に単一の証券取引所を設立し、欧州の企業と成長を支援するというメルツ首相の構想を支持する考えを表明した。9日撮影(2025年 ロイター/Fabrizio Bensch)
[ワシントン/ベルリン 17日 ロイター] – ドイツのクリンクバイル財務相とドイツ連邦銀行(中央銀行)のナーゲル総裁は、欧州に単一の証券取引所を設立し、欧州の企業と成長を支援するというメルツ首相の構想を支持する考えを表明した。
クリンクバイル氏は、統一的な資本市場の構築を目指す欧州連合(EU)の取り組みに言及。「(メルツ氏の構想が)資本市場同盟を前進させるうえで賢明な一歩になるのは間違いない」と述べた。
ナーゲル氏は14日に米首都ワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)の会合で発言。クリンクバイル氏とそろって出席したパネルでメルツ氏の構想について「興味深いアイデアであり、魅力的な提案だと思う」とし、欧州をビジネス拠点として支援する上で強いメッセージになるとの認識を示した。
ただし、両氏はともにこうした取引所を設立するかどうかは最終的に企業の判断に委ねられると指摘。ナーゲル氏は「主導権を握っているのは他の人々であり、決めるのは企業家だ」と訴えた。
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