一般財団法人日本財団スポGOMI連盟は、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全28チームが、制限時間の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2025 福岡県大会』を10月5日(日)に開催いたしました。
世界的に深刻化する海洋ごみの約8割は、陸(まち)から流出しているとされています。生活者一人ひとりが意識を持ち、行動に移すことが解決への大きな一歩となります。スポGOMI甲子園は、私たちの生活と海洋ごみ問題のつながりに気づくきっかけとなることを目指して開催しております。スポGOMI甲子園全国大会は、未来を担う高校生たちが「高校生スポーツごみ拾い日本一!」を決める大会に位置付けられ、各県予選を勝ち進んだチームが出場します。

イベント概要
・日程:2025年10月5日(日)10時00分~12時15分
・開催場所:赤間駅北口広場公園(住所:宗像市赤間駅前1-3-10)
・参加人数:1チーム3名×28チーム=84人
・主催:一般財団法人日本財団スポGOMI連盟
・運営:海と日本プロジェクトinふくおか
・共催:日本財団
・協力団体:宗像市
優勝は東海大学付属福岡高校の「バンチ」!拾ったごみの総量は4.2kg!
全28チームが参加した福岡県大会。2024年から連続出場のチームが有利かと思われましたが、雨上がりという悪条件のなか、ポイントの高いたばこの吸い殻を中心に集める作戦で東海大学付属福岡高校の「バンチ」が、ごみの総量は4.2kgと2位のチームに及ばなかったものの、1,400.5ポイントという圧巻のポイントで、見事優勝しました。
11月末に東京で行われる全国大会でもどんな作戦を立てて挑むのか、好成績が期待されます。


福岡県大会で集められたごみの総量は52.68kg
一見ごみが落ちていないようなまちなかでも、道路脇や路地など、よく観察してみると様々なごみがありました。
「海ごみの8割はまちから」という啓発の意味もこめ、2025年大会では初めて会場を海岸からまちなかへ変えて開催しました。
まだ厳しい暑さが残るなか、参加した高校生たちは駐車場の周辺や自動販売機の裏側など細かい箇所も入念にチェックし、一生懸命にごみを集めていました。
両手いっぱいにごみを集めた袋を手に、ごみの多さに改めて気が付いたようです。
オリジナルアイテム賞は実際のごみを活用したアイテムを作った「初心者マーク!」が見事受賞。
スポGOMI甲子園への参加が、身の回りのごみやまちごみから海洋ごみの問題を考え、意識を高められるきっかけになったのではないでしょうか。


優勝チーム「バンチ」コメント
「今回はポイントが高いたばこの吸い殻を多く集めようと作戦を練りました。11月に東京で行われる全国大会でも多くのごみを集めて、福岡県代表として優勝を目指そうと思います」。
<団体概要>
一般財団法人日本財団スポGOMI連盟

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