
10月18日、英イングランド銀行(中央銀行、BOE)のベイリー総裁は、ワシントンで開催された中央銀行・金融関係者による「三十人委員会」で、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が今後数年間にわたって経済成長を抑制し続ける可能性が高く、貿易障壁の構築が引き起こす損害について世界に対する警告になっていると述べた。ロンドンで8月7日、代表撮影(2025年 ロイター)
[ワシントン 18日 ロイター] – 英イングランド銀行(中央銀行、BOE)のベイリー総裁は18日、ワシントンで開催された中央銀行・金融関係者による「三十人委員会」で、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が今後数年間にわたって経済成長を抑制し続ける可能性が高く、貿易障壁の構築が引き起こす損害について世界に対する警告になっていると述べた。
英中銀は以前から2016年のブレグジット決定によって、英国とEUの間で20年に関税をゼロのまま維持する貿易協定を結んだにもかかわらず、規制上の摩擦の増加が原因で輸出を損なうと予測していた。
ベイリー氏はブレグジットについて、企業は厳しい貿易条件に適応できるが、時間がかかり、成長水準が以前よりも低くなることを示したと述べた。「経済の開放性を低下させれば成長は抑制される。ただし時間とともに貿易は調整し再構築される。こうした状況が現実に起きているように思われる。世界経済と関税について同じ理屈が当てはまる」と語った。
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