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2025年10月19日(日)19:27 pm

記事要約

・ハジャーが「昇格逃せば大きな失望」と語り、焦りはないと強調

・マルコ博士は「決定はメキシコGP後」と述べ、ハジャーを高評価し角田に発破

・ローソンは「結果で評価されるのがレッドブルの流儀」と冷静に分析

・18歳リンドブラッドのF1デビュー計画も浮上、ダン加入は否定

F1アメリカGPの週末、レーシングブルズのイザック・ハジャーが、2026年にマックス・フェルスタッペンのチームメートとしてレッドブル・レーシングへ昇格できなければ「大きな失望になる」と語った。一方で、目前に迫る決定については「プレッシャーは感じていない」とも強調した。

■「逃したら大きな失望。でも焦りはない」

ハジャーは『AFP通信』および『L’Équipe』の取材に対し、「決定はメキシコGPのあとになる」と語り、ヘルムート・マルコ博士の最近の発言を裏付けた。

「そうですね、(昇格できなかったら)ものすごく大きな失望になると思います。F1というのは記憶が短く、その瞬間の結果で判断されるスポーツです。でも、まだ6レース残っています。これからもポイントを取って、Q3に進出して、いいパフォーマンスを見せるつもりです。だから全く心配していません」とハジャーは語った。

「自分が十分に示せたと思っています。ポディウムにも上がりましたからね」

現在ルーキーとして印象的な走りを見せているハジャーは、2026年に角田裕毅の後任としてレッドブル昇格の最有力候補と見られている。2025年シーズン中の早期昇格の可能性について問われると、ハジャーは笑顔でこう答えた。

「もちろんです。来年のシートが100%確定していて、経験を積むチャンスがあるなら、ぜひやってみたいです。面白いし、いいアイデアだと思います!」

■マルコ博士「ハジャーは素晴らしい成果を上げている」

ヘルムート・マルコ博士は『Kleine Zeitung』に対し、「決定はメキシコGPのあとになる」と明言。「イザックは自分の立場を確立し、今の状況を楽しんでいる。彼は素晴らしい成果を上げている」と称賛した上で、「一方で角田は、まだ結果を出す必要がある」とも語った。

これに対して角田裕毅は、「特にロングランで大きく成長したと思います。ここ2戦は予選が難しくなりましたが、全体的にはいい状態です。すべてをまとめられれば速さはあると思っています」とオースティンで語った。

■ローソン「結果で評価されるのがレッドブルの流儀」

同じく2026年の去就が未定のリアム・ローソンも、レッドブルの育成環境におけるプレッシャーは「いつものこと」と語る。

「若い頃からずっとそうです。結果ですべてを判断される世界です。それがこのシステムのやり方なんです」とローソンは話した。

■18歳のリンドブラッド、2026年にF1デビューの可能性

一方、マルコ博士は18歳のレッドブル・ジュニア、アービッド・リンドブラッドについても言及。「彼はハジャーよりさらに若い。F1では年齢が重要な要素になることもある。我々の新たな希望のひとりで、今年中にも彼をマシンに乗せる予定だ」と語った。

また、かつてマクラーレン・ジュニアとして活動していたアレックス・ダンのレッドブル加入の噂については、「彼は我々の候補ではない」と明確に否定した。

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