米財務長官、中国副首相とマレーシアで会談へ

 ベセント米財務長官は17日、来週にマレーシアで中国の何立峰副首相と会談するとの見通しを示した。写真は中国・浙江省に停泊するコンテナ船。10日撮影(2025年 ロイター/cnsphoto)

[ワシントン 17日 ロイター] – ベセント米財務長官は17日、来週にマレーシアで中国の何立峰副首相と会談するとの見通しを示した。米中貿易摩擦のエスカレートに歯止めをかけたい考え。

ベセント氏がホワイトハウスの閣議で明らかにした。同氏は17日夜に何氏と行った電話会談について「米中貿易について率直かつ詳細な議論が行われた。来週、対面で会談し協議を続ける」とXに投稿した。

中国の新華社も、両氏がビデオ会議で「二国間の経済貿易関係に関する主要な問題について、率直で、踏み込んだ、建設的な議論」を行ったとし、できる限り早期の対面協議実施で一致したと報じた。

両氏は過去6カ月間、欧州4都市で対面協議を重ね、100%超の関税を相互に課していた状況を緩和する「関税休戦合意」をまとめた。この合意は11月10日に期限を迎える。

トランプ大統領は17日放映されたFOXビジネス・ネットワークの番組で、米中通商協議の行き詰まりの責任は中国側にあると主張。ただ、中国からの輸入品に100%の追加関税を課すという自身の提案については、持続可能ではないとの認識を示した。 もっと見る

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.