明治安田J1リーグ第34節   岡山1-2C大阪 ( 2025年10月18日    JFE晴れの国スタジアム )

岡山・佐藤龍之介
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 勝てばJ1残留が決まる可能性があったが、GKスベンド・ブローダーセン(28)の退場処分もあり、C大阪に競り負けた。

 前半20分にC大阪のCKをFWルカオ(30)が頭に当ててオウンゴールして先制を許した。しかし、岡山は32分に左サイドに張っていたMF佐藤龍之介(19)が中央に切れ込み、シュートフェイクを入れながら中央まで進んでペナルティーエリア外からミドルシュート。狙いすましたゴール右下に吸い込まれて同点に追いついた。佐藤は10月16日が誕生日で、19歳初ゴールだった。佐藤の同点弾で勢いづいた岡山は41分にFW岩渕弘人(28)が強烈なヘディングでゴールを狙ったがGK正面。前半終了間際には佐藤が30メートルのロングシュートを放って1万4903人が詰めかけたスタンドを沸かせた。

 後半7分、C大阪のロングパスに対応したGKブロンダーセンがFWラファエル・ハットン(29)と接触。VARで検証の末、ハットンが先にボールに触れており、ブロンダーセンは「得点機会阻止」で退場処分となった。レッドカードを予期していた49番はカードを出した主審と握手して静かにピッチを去った。

 代わりにGK川浪吾郎(34)が広島から移籍後初出場。18分、C大阪・中島元彦(26)のボレーシュートを止めたものの、こぼれ球をハットンに押し込まれて勝ち越しを許した。木山隆之監督(53)は「川浪は簡単な状況ではなかったと思う。1失点はしたが、よくやってくれた。前半、自分たちの時間になっていた中でもう少し点を重ねることができれば良かった」と振り返った。敗れた岡山は勝ち点41のまま15位に後退。J2降格ラインの18位・横浜FCとの勝ち点差は9となった。

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