
イスラム組織ハマス幹部は、パレスチナ自治区ガザの和平に向けた移行期間中、治安管理を維持する意向を示した。10月15日、ドーハで撮影(2025年 ロイター/Ibraheem Abu Mustafa)
[ドーハ 17日 ロイター] – イスラム組織ハマス幹部は、パレスチナ自治区ガザの和平に向けた移行期間中、ガザにとどまり、治安管理を維持する意向を示した。武装解除についてはコミットできないとも述べた。ロイターとのインタビューで明らかにした。
米国が提案したガザ和平計画は合意の「第1段階」が実施されているものの、戦争終結に向けた道のりには依然多くの困難が立ちはだかっている様子が浮き彫りとなった。
ハマスの政治部門問幹部のムハンマド・ナザル氏は、ガザ再建に向け最長5年間の停戦に応じる用意があるとした上で、その後の保証はパレスチナ国家樹立への「展望と希望」が与えられるかどうかにかかっていると述べた。
ハマスが武装解除するかどうとの質問に対しては「イエスともノーとも答えられない」と応じ、武装解除の「内容次第」で、武装解除が「何を意味するのか。誰に武器を引き渡すのか」と疑問を呈した。
さらに、武器など、次の「段階」の交渉で議論される問題は、ハマスだけでなく他のパレスチナ武装組織にも関係するため、パレスチナ人の間でより広範な合意が必要になるという見方を示した。
また、ハマスが、イスラエルに協力したとされる複数のガザ住民を公開処刑したという情報については、戦争中には常に「例外的な措置」があり、処刑されたのは殺人罪を犯した犯罪者だったと主張した。
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