
「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」の3つのテーマを軸に、アーティストが公開制作やワークショップをして空間を作り上げていく「つくりかけラボ」。第19弾は、アートユニット・小森はるか+瀬尾夏美による「へびと地層 風景から生まれる物語」が開催されています。
映像作家である小森と、画家で作家である瀬尾は、おもに災禍のあった土地に赴き、中長期的な現地滞在をするなかで風景と人々の語りを記録し、表現として形にしてきました。今回のプロジェクトでは、二人がこれまでリサーチを重ねてきた複数の地域——岩手県陸前高田市、宮城県伊具郡丸森町、東京湾、能登半島、広島県広島市南区似島、マーシャル諸島等——を描いた作品や記録資料を同時に展示し、個人や土地に根ざした物語がもつ共通性や可能性を探ります。
<小森はるか+瀬尾夏美>
小森はるかと瀬尾夏美によるアートユニット。東日本大震災をきっかけに活動開始。2012年より3年間、陸前高田市に暮らしながら制作に取り組む。2015年仙台にて、土地と協働しながら記録をつくる組織・一般社団法人NOOKを設立。現在はNOOKとして江東区にあるStudio04を運営しながら、全国各地に赴いてフィールドリサーチを行い、制作と対話の場づくりをしている。主な展覧会に「3.11とアーティスト:10年目の想像」(2021)、「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18」(2021)、「記憶と物―モニュメント・ミュージアム・アーカイブ―」(2025)などがある。
会期:2025/10/11(土)〜2026/01/25(日)
会場:千葉市美術館 4階 子どもアトリエ(千葉県千葉市中央区中央3-10-8)
開館時間:10:00〜18:00(10/25、1/10を除く金・土は20:00まで)
休館日:第1・3月曜日(祝日の場合は開館、翌日の火曜日は休館)、年末年始(12/28〜1/3)
観覧料:無料
主催:千葉市美術館
公式サイト:https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/25-10-11-26-1-25/

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