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AFP
掲載日
2025年10月16日
ギャラリー・ラファイエットは11月、インドの金融都市ムンバイに初の百貨店をオープンし、拡大する中間層と高級品志向の富裕層の取り込みを目指します。
ムンバイのギャラリー・ラファイエット – Galeries Lafayette
ムンバイの歴史ある地区に位置する延べ8,400平方メートル、5階建ての店舗には、約250のラグジュアリーおよびデザイナーズブランドが並ぶ予定だと、ギャラリー・ラファイエットと同社のインドのパートナーであるアディティア・ビルラ・グループが水曜日に発表しました。
人口14億人を抱える世界最多人口のこの国のラグジュアリー市場は、規模こそまだ大きくないものの、力強い成長を続けています。
世界第5位の経済大国である同国では、毎年、新たに数万人規模のミリオネア(資産100万ドル以上の富裕層)が生まれ、ランボルギーニを運転したり、ルイ・ヴィトンのバッグを手にすることを誇示しています。
国際コンサルティング会社カーニーによると、高級品市場は2023年の77億ドル(66億ユーロ)から2028年には120億ドルに拡大する見込みです。
同社は「その成長率は世界の他の主要なラグジュアリー市場を上回る」としています。
新百貨店の内装 – Galeries Lafayette
ギャラリー・ラファイエットは、この有望な市場で大きなシェアを獲得したい考えで、「ムンバイはその中でも大きな割合を占めており、当社にとってインド初の出店地として自然な選択だ」と、2022年にパートナーシップを締結した両グループは強調しました。
当時、両グループは2024年にムンバイに1号店、2025年にデリーに2号店をオープンすると発表していましたが、いずれのプロジェクトも1年遅れとなりました。
ギャラリー・ラファイエット経営委員会のニコラ・ウゼ会長は、この店舗の開業は同社の国際展開における「新たな章」を開くものだと歓迎しました。
11月の開業に向け、ギャラリー・ラファイエットはムンバイ市内の各所でさまざまな施策を展開しました – Galeries Lafayette
「ムンバイを拠点に、フランスの伝統、創造性、革新性を結集しつつ、インドのエネルギーと豊かな文化を取り入れた体験をお届けできることを誇りに思います」と、同氏は声明で付け加えました。
アディティア・ビルラ・グループのクマール・マンガラム・ビルラ会長は、このパートナーシップは「インドのラグジュアリー小売にとっての転換点」だと述べました。
「私たちは共に、ムンバイの中心部に象徴的なデスティネーションを創出します。インドで初めて、由緒ある場所に入居し、精緻を極めて作り上げ、インドの感性ならではのエレガンスを湛えた高級百貨店が誕生します」と述べました。
ギャラリー・ラファイエットは、すでにドーハ、ドバイ、ジャカルタ、ルクセンブルク、北京、上海、深圳、マカオなどの主要都市に出店しています。
(AFP)
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