トランプ大統領は、中国との貿易摩擦でボーイング機の部品の輸出制限を検討していることを明らかにしました。
これは中国のレアアースの輸出制限に対する対抗措置として検討しているもので、同大統領は「中国はボーイング社の航空機を大量に保有しており、部品などが必要である」と述べ、今後この分野での輸出制限を行うことを示唆しました。
今年4月には、貿易摩擦が激化し、中国政府は自国エアラインに対してボーイングの受領停止を命じるなど、ボーイングは政治の影響を大きく受けた状態が続いています。またここ最近では、中国から500機規模の受注がまとままりつつあるとされていましたが、これも影響を受けれるものと推測されます。
ただトランプ大統領の外交などにより、ボーイングが立て続けに世界の多くのエアラインから大型受注を獲得したのは事実であることから、ボーイングとしては難しい立場に置かれている状態です。Photo:Donald J. Trump
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