Microsoftは10月16日、Windows UpdateのSeekerエクスペリエンスを通じてバージョン25H2の展開を開始した。ハードウェア要件を満たすPCで、Windows Updateの「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしているユーザーであれば、ダウンロードおよびインストールが可能となった。あわせて同社は、Windows 11向けに実装済みないし順次実装を進めているさまざまな新機能について紹介している。
新機能として、AI関連では、Copilot+ PC向けのRecallやClick to Do、設定アプリでのエージェント検索機能などを改善。また、右クリックメニューまたはShift + F10キーからすばやくAI機能を呼び出せる「AI actions」を追加。画像ファイルの場合、Bing画像検索、背景ぼかし、オブジェクト消去、背景除去が利用できる。Microsoft 365契約者であれば、Copilotを使った要約機能も利用できる。
Recall起動時に表示される新たなホームページ画面
右クリックメニューからすばやくAI機能を呼び出せるAI actions
ウィジェット周りでは、ディスカバーフィードのデザインをよりまとまりのあるレイアウトへと刷新。複数のダッシュボードを追加できるようになるほか、ロック画面のウィジェットも追加や削除が可能となる。
ゲーム機能では、AIがゲームプレイをアシストしてくれる「Gaming Copilot(Beta)」が登場。Game Barに統合されている機能で、ゲームを遊びながら音声でCopilotに話しかけ、攻略に関するヒントを教えてもらえる。Game Bar自体のデザイン刷新や、Xbox PCアプリにおけるライブラリ周りの改善なども図っている。
ウィジェットはデザインを刷新
AIがゲームプレイをアシストしてくれるGaming Copilot(Beta)
セキュリティ関連では、パスキーの認証情報を管理するサードパーティ製ソフトとの統合機能を追加。Windows Hello認証画面のデザイン刷新も行ない、最適な認証方法を自動的に優先して使用するような改善も施している。また、Microsoft Edgeでのパスワード管理が従来のWalletからMicrosoft Password Managerへと変更され、Microsoftアカウントとの連携やデバイス間での安全な同期が可能となる。
そのほかにも、Rustの採用によるカーネルの安全性向上、最新無線規格であるWi-Fi 7のサポート、各種標準アプリのアップデートなど、さまざまな新機能や改善を行なっている。
パスキー管理機能の改善も
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