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2025年10月15日
福島の復興再生土
省庁9カ所へ搬入完了 

環境相 理解醸成へ「大きな意義」

浅尾慶一郎環境相は14日の閣議後記者会見で、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で生じた「復興再生土」の再生利用を巡り、東京・霞が関の中央省庁9カ所への搬入作業が完了したと発表した。

8月に閣僚会議で決定した、除去土壌に関する福島県外での最終処分に向けたロードマップに基づく対応。政府が率先して再生利用することで、国民の理解醸成につなげる。

復興再生土は、7月に首相官邸の敷地内で再利用したことを皮切りに9月から順次、中央省庁に搬入。今月13日までに外務省のロータリーに運び込まれ、9カ所での作業が完了した。

浅尾環境相は「再生利用の実例を作ることができたことは、大きな意義がある」と強調した。地方の出先機関にも拡大していく考えを示した上で、県外最終処分に向けた国民の理解醸成に引き続き取り組むと述べた。

公明党はこれまで、現地調査や国会質問などで、除去土壌の復興再生利用を訴えてきたほか、福島県外への最終処分の実現に向けた具体的な工程表を策定し、着実に実行するよう求めてきた。

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