中国国営メディア、レアアース規制巡り米に反論

10月16日、中国国営メディアは中国に希土類(レアアース)規制の緩和を求める米国に対し、7項目の反論を発表した。連雲港で2010年10月撮影(2025年 ロイター)

[北京 16日 ロイター] – 中国国営メディアは16日、中国に希土類(レアアース)規制の緩和を求める米国に対し、7項目の反論を発表した。

共産党機関紙「人民日報」は7つの図解資料を掲載。このうちの1つには「米国は国家安全保障上の懸念を過度に主張して、管理を乱用し、中国に差別的措置を取っている」と書かれている。

米国の管理リストには3000項目以上が掲載されているが、中国の管理リストは900項目にとどまっているという。

図解資料では「今回の輸出規制措置は国際的な慣行に則ったものだ」と改めて強調した。

また、人民日報系の環球時報は16日の社説で「米国は中国の対抗措置に驚くべきではない」と主張。

「貿易を巡るムードが突然変化したことに多くの人が驚いたが、これは驚くには当たらない」とし「今回の緊張の直接の引き金は、米国による約束違反だ。これはあまりにもよくあるパターンだ」と論じた。

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