2025年10月16日 16:54
子どもに多く見られる伝染性紅斑いわゆる「リンゴ病」の県内の患者数は1週間に91人で、27週連続、およそ半年にわたり警報レベルが続いていて、全国的にも珍しい状況だということです。
伝染性紅斑いわゆる「リンゴ病」は、風邪のような症状が出た後に両頬に赤い発疹が現れるもので、子どもを中心に発症しますが、大人でも女性が妊娠中に感染すると胎児にも影響する可能性があります。
県衛生研究所の最新の調査結果によりますと、10月12日までの1週間に県内26の定点医療機関から報告があったリンゴ病の患者は91人で、前の週より10人減りました。1医療機関あたりでは3.5人で、前の週より0.38人減ったものの、警報の基準となる2人を27週連続で上回っています。
県内で半年ほどにわたってリンゴ病で警報レベルが続くことはこれまでになく、全国的にも珍しい状況だということです。
保健所別の感染者数は最上が36人、置賜と庄内が15人、村山が14人などいずれも警報レベルです。県衛生研究所は、手洗いやマスクの着用、換気といった基本的な感染対策を心掛けるよう呼びかけています。
最終更新日:2025年10月16日 20:16
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