IMF専務理事がウクライナ再訪問計画、時期は未定=報道官

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事がウクライナを再び訪問する方針だと、報道官が15日明らかにした。写真は10月8日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 15日 ロイター] – 国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事がウクライナを再び訪問する方針だと、報道官が15日明らかにした。ただ、時期は未定だという。

ゲオルギエワ氏は2023年2月にウクライナを訪問している。ウクライナ当局者らは15日、ワシントンでIMF・世界銀行年次総会の合間に支援国、IMF、世銀と会談した。

同国は、4年間で155億ドル規模に上るIMF融資プログラムに代わる新たな融資を協議している。これまでに106億ドルを受け取っている。

IMF報道官は、「IMF職員はウクライナ当局と引き続き積極的に協議を行い、安定の維持、必要不可欠な支出の資金調達、IMFによる継続的な支援を視野に入れた債務持続可能性の回復を目的としたマクロ経済政策に取り組んでいる」と述べた。

2023年に合意された現行プログラムは戦争が25年末に終結すると想定していたため、新たなプログラムが必要となっている。事情に詳しい複数の筋は、終戦の見通しがまだ立たないことから当初の融資前提を見直す必要が出てきたと述べた。

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