Brazil's Finance Minister Fernando Haddad attends a meeting in Brasilia, Brazil

 ブラジルのアダジ財務相(写真)は15日、コアインフレ率は根強い基調圧力により依然高水準にあるとして、中央銀行はそれに応じて引き締め策を講じていると述べた。ブラジリアで9月撮影(2025年 ロイター/Adriano Machado)

[15日 ロイター] – ブラジルのアダジ財務相は15日、コアインフレ率は根強い基調圧力により依然高水準にあるとして、中央銀行はそれに応じて引き締め策を講じていると述べた。

アダジ氏はワシントンで開催された国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会に合わせて公表した文書で、ブラジルの良好な中期見通しを強調した上で、インフレ期待が目標の3%を上回っているとして、「コアインフレ率はなお比較的高い水準にある」と認めた。

「したがって、金融政策は引き続き緊縮的な領域にあり、目標達成と期待の再アンカーに向けた中銀の揺るぎないコミットメントを強調している」と述べた。

また、近年予想を上回る実績を示した経済活動は潜在力の限界に近づいており、インフレ率は徐々に公式目標に収束しつつあると述べた。

さらに、世界的な貿易摩擦を受け、世界経済の成長を守るため、一方的な貿易制限の撤廃と予測可能でルールに基づいた枠組みが回復するよう訴えた。

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