バスケット=英国男子の国際大会出場停止、連盟のガバナンス問題で

国際バスケットボール連盟は15日、ガバナンス不備を理由に英国バスケットボール連盟の資格を停止し、同国男子チームの国際大会出場を停止したと発表した。米カンザス州ウィチタで3月撮影(2025年 ロイター/Imagn Images)

[ロンドン 15日 ロイター] – 国際バスケットボール連盟(FIBA)は15日、ガバナンス不備を理由に英国バスケットボール連盟(BBF)の資格を停止し、同国男子チームの国際大会出場を停止したと発表した。

英国では2024年に男子バスケットボールのプロリーグが破綻。その後、9球団が新リーグ「スーパーリーグ・バスケットボール(SLB)」を立ち上げた。しかし、BBFは今年4月、米国人実業家マーシャル・グリックマン氏が率いるコンソーシアムGBBリーグ社(GBBL)に、15年間の新たなプロリーグ運営ライセンスを付与。すでに活動を始めていたSLBは、BBFの入札手続きは支配的地位の乱用だとし、新リーグへの参加を拒否した。

BBFはSLBの主張を否定し、SLBに与えたライセンスはあくまで長期ライセンス契約締結までのつなぎとして暫定的だったと説明。なお、同連盟は先に発表した声明で、SLBへのライセンスは1年後にBBFが解除する権利があると明示していたと主張している。

BBFとSLBの対立を受け、FIBAはタスクフォースを設置。調査の結果、英国男子バスケットボールの統括に関して問題が認められたとし、「健全性を回復し、持続可能なガバナンスの早期促進を目標とし、今回の措置を講じた」と発表した。

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