リップル社が南アフリカのアブサ銀行と提携し、アフリカで初の機関投資家向け仮想通貨カストディサービスを提供。事業拡大を目指す。

リップル社は15日、南アフリカの大手銀行アブサ銀行と提携し、機関投資家向けのデジタル資産カストディサービスを提供することを明らかにした。

これは同社にとってアフリカ初の主要カストディ提携となる。

アフリカ有数の金融機関であるアブサ銀行は、リップル(XRP)の技術を活用して顧客の暗号資産(仮想通貨)などを安全に保管、管理する。

この提携により、リップルのグローバルカストディネットワークは5大陸に拡大した。

Today, we’re excited to announce that @AbsaSouthAfrica, one of Africa’s leading financial institutions, is now @Ripple’s first major custody partner in Africa: https://t.co/9FQ5GTxMnK

We’re bringing institutional digital asset custody to South Africa, providing the secure and…

— Ripple (@Ripple) October 15, 2025

リップルのアフリカ戦略

今回の提携は、アフリカ市場の需要拡大と規制整備に対応するものだ。

南アフリカでは規制が進み、既に248の仮想資産事業者がライセンスを取得している。

リップルの担当者は、安全でコンプライアンスに準拠したデジタル資産インフラへの需要が、新興市場で高まっていると指摘している。

2050億ドル以上の潜在力を持つアフリカ市場では、機関投資家レベルのカストディが不可欠となっている。

リップル社は先月、独自ステーブルコインRLUSDもアフリカに導入済みだ。

今回のアブサ銀行とのカストディ提携は、ステーブルコインの流通と安全な機関投資家向け保管ソリューションを結びつける戦略的な垂直統合と言える。

これにより、リップルはアフリカのデジタル資産バリューチェーン全体で、個人および機関投資家の両方をサポートする体制を整える。

これにより、アフリカの機関投資家参入の障壁となっていたインフラの空白を埋め、世界のデジタル金融システムへの統合を加速させる。

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Cryptodnesライター。ブロックチェーン技術から最新のDeFi、NFTトレンドまで、専門知識を基に正確かつ魅力的な記事を執筆。初心者向け解説から専門家向けコラムまで幅広く対応。

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