欧州連合(EU)の外交部門は、ガザの復興プロセスにおいて最大限の影響力を発揮し、ガザの統治を一時的に監督することを目的とした、米提案の「和平理事会」に参加すべきと提言している。写真は14日、ガザで撮影(2025年 ロイター/ Dawoud Abu Alkas)
[ブリュッセル/パリ 14日 ロイター] – 欧州連合(EU)の外交部門は、ガザの復興プロセスにおいて最大限の影響力を発揮し、ガザの統治を一時的に監督することを目的とした、米提案の「和平理事会」に参加すべきと提言している。同部門の文書をロイターが確認した。
イスラエルとイスラム過組織ハマスは13日、トランプ米大統領によるガザ和平計画第一段階合意に基づきに人質と拘束者を開放・釈放した。
しかし恒久的な和平実現に向けた統治・治安の枠組みなど、重要な詳細はまだ決まっていない。EUは20日の外相理事会で欧州の和平計画への関与の仕方を協議する予定。
外交部門の文書は、現時点で十分に明らかでない重要要素、特に戦後のガザにおけるパレスチナ人の役割についてより明確にすることが重要と指摘している。
また、EUは将来和平理事会の監督機関の一員となり、戦略的な選択に影響力を持つべきだとしている。
さらに「EUは利用可能なあらゆる手段を通じてこのプロセスへの影響力を高めるよう最大限の働きかけを行うべきだ」と強調した。
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