米の対ウクライナ武器援助に資金拠出、総額20億ユーロ超=独国防相

ドイツのピストリウス国防相は15日、米国がウクライナに提供する5億ドル相当の武器援助パッケージにドイツが資金拠出すると表明した。同日撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 15日 ロイター] – ドイツのピストリウス国防相は15日、米国がウクライナに提供する5億ドル相当の武器援助パッケージにドイツが資金拠出すると表明した。北大西洋条約機構が15日にブリュッセルで開いた国防相理事会後のウクライナ防衛連絡グループ(UDCG、ラムシュタイングループ)の会合で明らかにした。

同パッケージには防空システム「パトリオット」用ミサイル、レーダーシステム、精密誘導ロケット弾、弾薬が含まれるとし、ドイツの追加軍事支援は総額20億ユーロ超に上るとした。

ピストリウス氏はまた、IRISーT防空システム2基の供与も発表した。

一方、ウクライナのシュミハリ国防相は同理事会で、ウクライナは来年120億─200億ドルの軍事援助が必要になるとの見方を表明。米国製兵器を購入するというNATOの新たな取り組みの一環とした。

シュミハリ氏は、ウクライナは同盟国からの十分な資金援助があれば2026年までに1000万機のドローン(無人機)を生産できる能力があるとしつつ、ロシア軍と戦う中でより多くの長距離砲弾を必要としていると述べた。

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