IMF、インド25年成長率予想を6.6%に上方修正 成長の勢い続く

国際通貨基金(IMF)は10月14日に公表した最新の世界経済見通しで、インドの2025/26年度(25年4月─26年3月)の国内総生産(GDP)伸び率予想を0.2%ポイント引き上げ、6.6%とした。写真はIMFのロゴ。2024年11月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)

[ニューデリー 14日 ロイター] – 国際通貨基金(IMF)は14日に公表した最新の世界経済見通しで、インドの2025/26年度(25年4月─26年3月)の国内総生産(GDP)伸び率予想を0.2%ポイント引き上げ、6.6%とした。力強い成長モメンタムが、インド製品に対する米国の高関税の影響を相殺するとみられている。

4─6月期のGDPは堅調な民間消費に支えられて7.8%増と予想外に高い伸びとなり、トランプ米大統領による50%の高関税導入に伴う輸出見通しの陰りにもかかわらず、主要経済国で最高水準の成長率を維持している。

IMFは、予想の上方修正について「7月以降の米国によるインドからの輸入品への実効関税率引き上げを相殺する第1・四半期の好調が持ち越された結果」と説明した。

一方、来年度の成長率予想は0.2%ポイント引き下げ、6.2%とした。

世界銀行は7日、25/26年度のインドGDP伸び率予想を6.3%から6.5%に引き上げた一方、来年度は米関税の影響から0.2ポイント引き下げて6.3%とした。

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