2025年10月16日 02時40分更新
アップルは、第3世代3nmプロセスで製造した新CPU「M5」を発表。14インチMacBook Pro、iPad Pro、Apple Vision Proの3製品に搭載される形で登場した。すべてすでに予約注文が開始されている。
M5は次世代のGPUアーキテクチャを採用することで、M4と比べて大幅にグラフィックスとAIの性能を強化。グラフィックス性能ではM4と比較して最大45%の性能アップ、GPUベースのAIワークロードの実行では4倍の演算性能を発揮するとしている。
また、CPUについても高効率コア×6、高性能コア×4の構成による最大10コアによって、M4と比較して最大15%高速なマルチスレッド性能を実現している。
ユニファイドメモリの帯域幅は153GB/sとM4と比較して約30%、M1からでは約2倍となっており、より大規模なAIモデルをオンデバイスで実行可能としており、特に最大容量である32GBのメモリと組み合わせたM5搭載機では、PhotoshopやFinal Cut Proといったアプリを実行しながら、バックグラウンドでのデータ処理も快適になるとしている。
今回登場したのはMシリーズのチップの中では最もベーシックな「M5」のみ。M5 Pro/M5 Maxを搭載するMacBook Proなどは未登場で今後に期待。また、MacBook Air/iMac/Mac miniなどは引き続きM4モデルが販売されているので、こちらもM5搭載は後ほどということになりそうだ。
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