ロシアとサウジ、OPECプラス協調「双方の利益」 LNGや原子力も模索

ロシアのノバク副首相は15日、ロシアを訪問しているサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相とモスクワで会談し、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」内での協調行動はロシアとサウジ双方の利益にかない、両国の経済強化につながるとの考えを示した。写真はOPECのガイス事務局長。同日撮影(2025年 ロイター/Ramil Sitdikov)

[モスクワ 15日 ロイター] – ロシアのノバク副首相は15日、ロシアを訪問しているサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相とモスクワで会談し、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」内での協調行動はロシアとサウジ双方の利益にかない、両国の経済強化につながるとの考えを示した。

ロシア政府によると、両氏は液化天然ガス(LNG)のほか、水力や原子力分野での共同プロジェクト実施のの可能性についても協議した。

サウジとロシアはOPECプラスの主要産油国。関係筋によると、サウジが増産加速を主張する一方、ロシアは緩やかなペースでの増産を求めており、両国はOPECプラスの増産方針を巡り調整を進めている。

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