米、ロシアに「代償課す」 ウ侵攻継続なら=国防長官

ヘグゼス米国防長官は15日、ウクライナでの紛争が終結しなければ、米国と同盟国はロシアの侵攻継続を巡り「代償を課すために必要な措置を講じる」と述べた。写真はブリュッセルで同日撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 15日 ロイター] – ヘグセス米国防長官は15日、ウクライナでの紛争が終結しなければ、米国と同盟国はロシアの侵攻継続を巡り「代償を課すために必要な措置を講じる」と述べた。

ヘグセス長官は北大西洋条約機構(NATO)本部で行われたウクライナ支援国会合(ウクライナ防衛コンタクトグループ)で、そうした措置を講じなければならない場合、「米戦争省」は「米国にのみ可能な方法でわれわれの役割を果たす用意がある」と表明した。

ヘグセス氏は詳細には踏み込まなかったものの、「今こそこの悲劇的な戦争を終わらせ、無用の流血を止め、和平交渉の席に着くときだ」と言及。「この戦争はトランプ米大統領の在任中に始まったものではないが、トランプ氏の在任中に終結する」と述べた。

ヘグセス氏はこれに先立ち、NATO本部で開かれる国防相会合を前に、NATO同盟国にウクライナに供与する米国製武器の購入を増やすよう求めると述べていた。トランプ大統領は12日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ戦争を終わらせない場合、ウクライナ向けに巡航ミサイル「トマホを提供する可能性があると表明。ウクライナのゼレンスキー大統領は17日にワシントンを訪問し、トランプ大統領と会談する。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.