ロシアのドローンとミサイル攻撃により停電が発生したウクライナの首都キーウ(2025年10月10日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY/AFP
【AFP=時事】ウクライナのエネルギー供給会社は14日、ロシアの攻撃による電力インフラへの損害の影響で、国内8地域で緊急停電を実施したと発表した。
「これまでのロシアの攻撃によって引き起こされた電力システムでの損害により、スムイ州、ハルキウ州、ポルタワ州、ドニプロペトロウシク州の各州と、一部のキロボフラード州、キーウ州、チェルカースィ州で緊急停電を実施した」と国営電力会社ウクルエネルゴは声明で述べた。
また、民間電力会社DTEKもキーウでの停電を通知していたが、後に中止となったことをテレグラムで発表した。
ロシアは冬の到来に伴い、ウクライナのエネルギーインフラと鉄道網への攻撃を強化しており、数百万人が凍える寒さの中で停電に見舞われる恐れがある。
先週、ウクライナ全土で停電が発生し、特に首都の一部が数時間にわたり影響を受けた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアがこれらの攻撃で混乱を引き起こそうとしていると非難し、ガス部門にも被害が及んでいると述べた。
一方、ウクライナもロシアの製油所や炭化水素パイプラインを標的に無人機攻撃を行っており、この戦略によりロシアでは夏以降、燃料価格が上昇している。
【翻訳編集】AFPBB News
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