ドイツが誇る時計ブランド「グラスヒュッテ・オリジナル」が、同じくドイツの名門磁器製作所「マイセン」と本格的なコラボレーションを果たし、伝統工芸と精密時計の精神を融合させた3つのリミテッド・エディションを発表した。
いずれも、40mmのレッドゴールドケースに自社製キャリバー36を搭載。マイセンの職人が手描きで仕上げた磁器製文字盤を採用している。ひとつ目は、ホワイトの地色に繊細なグレーでマイセンの「ミスティックメゾン」を完璧に表現したモデル。ふたつ目は、9 世紀に中国で生産されていた透明な緑色の「セラドン」釉薬を想起させるセラドングリーンのモデル。以上は各150 本限定だ。3つ目はマイセンのクレーター花瓶“Dekorwelten”を象徴するモチーフを採り入れた装飾モデルで、セラドングリーンの背景に動物や花々が鮮やかに描かれている。こちらは世界限定8本となっている。
ヨーロッパ初の磁器製作所として315年の歴史を誇るマイセンと、今年創業180周年を迎えたグラスヒュッテ・オリジナル。ドイツが誇るクラフトマンシップの精髄を結晶させたこのリミテッド・エディションは、マイセンの詩情とグラスヒュッテの機構美が調和する“小さな芸術作品”と呼ぶにふさわしい。
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