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2025年10月14日 19:24

「レモン彗星」の次は「スワン彗星」 またまた撮影に成功! 次に見られるのは2万年後 山梨・北杜市

 先週のレモン彗星に続いて、次に見られるのが2万年後というスワン彗星が14日、山梨県内で撮影されました。

 こちらは山梨県立科学館の臼井圭一郎さんが14日未明、北杜市大泉町で撮影に成功した1400年に一度のレモン彗星です。

 2日に撮影した時よりも光が強くなり、よりはっきりとした彗星の尾も確認出来ます。

 発見から1カ月足らず。

 まだ謎の多い彗星ですが、現在の研究では次に地球に近づくのは2万年後と言われています。

 1400年に1度のレモン彗星と、2万年に1度のスワン彗星。

 まさに夢の共演だといいます。

 一方、新たに撮影されたのはこちらのスワン彗星。

 先月10日に太陽を観測している人工衛星によって発見された彗星で、現在は日没後の時間に南西の方角に現れています。

山梨県立科学館 天文グループ 井上拓己さん
「星の明るさでいくと6等級くらいと言われている。カメラなどであれば、十分に観察ができるくらいの明るさ」)

山梨県立科学館 天文グループ 井上拓己さん
「一生に一回と言われる長周期の彗星が、たまたま同時に見られるというのはかなり珍しいことなので、太陽系の大きなスケールを旅している彗星たちが、たまたま近くに居合わせた姿を見られるというのは、またとない機会だと思います」

 2つの彗星が同時に見られる奇跡の天文ショーは、来月上旬まで楽しめそうだということです。

最終更新日:2025年10月14日 20:22

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