「徳島のたからもの」をテーマに、県出身作家や徳島にまつわる絵画などを展示した所蔵作品展が、徳島市の県立近代美術館で開かれています。

県立近代美術館の所蔵作品展「徳島のたからもの」には、日本の近代美術史に足跡を残した県出身作家や、徳島の風景を描いた絵画など、約160点が展示されています。

徳島市出身の洋画家・伊原宇三郎は、フランスに留学しピカソ文化を日本に初めて持ち込みました。

裸婦像もふっくらと描かれ、ピカソと同じ新古典主義の特徴が出ています。

戦後の前衛美術をリードした、三好市出身の画家・山下菊二が50代後半に描いた作品。

自身が鳥に乗り過去にさかのぼる様子が描かれ、古里への郷愁がにじんでいます。

この作品展は、徳島市の県立近代美術館で11月30日まで開かれています。

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