10月14日、マレーシアのモハマド外相は、トランプ米大統領が26日にマレーシアを訪問すると明らかにした上で、タイとカンボジアの停戦協定に立ち会うことを「楽しみにしている」と述べた。写真は9月、タイ・サケーオ県にあるタイ・カンボジア国境沿いで撮影。タイ王国陸軍提供(2025年 ロイター)
[クアラルンプール 14日 ロイター] – マレーシアのモハマド外相は14日、トランプ米大統領が26日にマレーシアを訪問すると明らかにした上で、タイとカンボジアの停戦協定に立ち会うことを「楽しみにしている」と述べた。
モハマド氏は、国境から全ての地雷と重砲を撤去することをタイとカンボジアに義務付ける停戦をマレーシアと米国が促進すると表明。26─28日にクアラルンプールで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議で協定が調印されることを望んでいると述べた。
メディアに対し「サミット期間中に、平和と永続的な停戦を確保するため、『クアラルンプール合意』として知られる宣言が両国間で署名されることを期待している」と語った。
タイとカンボジアの国境地帯を巡る緊張は7月に5日間にわたる軍事衝突に発展。マレーシアは7月28日、アンワル首相の調停とトランプ氏による両国首脳への電話協議を受けて、初期停戦合意を仲介した。
モハマド氏によると、今月のASEAN会合にあわせて開催される東アジアサミットでは、共同声明ではなく議長声明が発表される予定。米国が「インクルーシビティー(包摂性)」という表現に異議を唱えたという。詳細は明らかにされていない。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.