東京都が14日に確認した新型コロナウイルスの新たな感染者は1149人でした。1000人を超えるのは、5月13日以来のことです。

新宿区の発熱外来では、必ず変異株のスクリーニング検査をして、濃厚接触者などへの注意喚起を行っています。今月は、感染者全員がインド型のデルタ株だった日もあったといいます。
新宿ホームクリニック・名倉義人院長:「予想以上にデルタ株が広がっている印象。2週間くらい前は20%の割合だったが、ここ2週間に限っていえば、半分近くがデルタ株まで来ている。皆さん『思い当たる節がない』と。気を付けて生活している人でも、デルタ株の感染リスクが高くなってしまうので恐れている」

今回、特徴的なのは、40代、50代の重症者が目立つことです。
厚生労働省アドバイザリーボード・脇田座長:「重症化の予備軍も多く存在しているような状況。ワクチンが、さらに下の年代に広がっていくまで、感染者数をしっかりと抑制していくことが重要」

埼玉県では、2カ月ぶりの200人超えとなりました。14日は、首都圏の1都3県だけで、全国の感染者の6割以上を占めました。

そんななか、1週間後にはオリンピックの女子サッカーなどの競技が始まります。来日しているIOC=国際オリンピックのバッハ会長が14日、菅総理のもとを訪れました。
菅総理:「すべての参加者が感染対策をはじめ、適切な行動を取ることが国民に対して理解、大会の成功のためには不可欠。IOCは主催者として、選手や大会の関係者に対して徹底していただくよう、ぜひ努めていただきたい」
バッハ会長:「五輪コミュニティの決意を改めて強調したい。我々が日本国民にリスクをもたらさないよう全力を尽くす」

しかし、水際対策は課題が山積みです。13日に成田空港に到着した飛行機に感染者がいたことがわかりました。同じ便には南アフリカ選手団が搭乗していて、座席情報などから“18人が濃厚接触者の疑いがある”とされました。18人はラグビーの選手団で、政府が用意する、一時滞在施設で待機しているといいます。

事前合宿を行う、鹿児島市のホテルでは、選手が使う通路を飾りつけして、到着を心待ちにしていました。それが、一転。
鹿児島サンロイヤルホテル・池田司総支配人:「びっくりしたと同時に、これがコロナ禍のオリンピックだと感じた。今後、どうなるか未定という状況。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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