県内では12日、国内の観測史上最も遅い猛暑日となり、13日も各地で30度を超えました。肝付町ではセミの鳴き声が。鹿児島の名物には涼を求める人が多く並びました。
(記者)
「午前11時半すぎの鹿児島市。手元の温度計では34度を超えていて、10月中旬とは思えない暑さ。街では日傘をさす人など暑さを対策をしている人が見られる」
13日の県内は太平洋高気圧に覆われ青空が広がりました。最高気温は肝付町の肝付前田では33.6℃、鹿児島市では32.3℃など県内ほとんどの地域で30℃を超えました。
肝付前田では12日、最高気温が35℃を記録し国内の観測史上最も遅い猛暑日に。これまでの最も遅い猛暑日は新潟県糸魚川で2013年10月9日に観測されていて3日更新したことになります。
肝付町では13日10月中旬にもかかわらずセミが鳴く様子も見られました。
そんな暑い日に食べたくなるのが、鹿児島名物の「しろくま」です。鹿児島市の「天文館むじゃき」では暑さをしのぐ人の姿が見られました。
(佐賀県からの旅行客)
「おいしい。初めて食べた」
(記者)
「鹿児島こんなに暑いと思っていた?」
(佐賀県からの旅行客)
「全然。びっくりしている」
(佐賀県から家族旅行)
「甘すぎないミルクシロップがほかのかき氷と違うと思った。暑い日にとっても食べたくなるクセになる、また食べたいなってなる味。涼しくなった」
一方、暑さが続く中でも秋のファッションを楽しめるようにと工夫しているセレクトショップがあります。
(ブルーニ&ルック・山下恵理奈店長)
「暑い季節でも長く着られるものを工夫して仕入れている」
ここ3、4年で秋服の傾向が変わってきていると言います。
(ブルーニ&ルック・山下恵理奈店長)
「薄手で長袖のワンピース。これも薄手なので暑い時期から着やすい1枚。カラーもちょっと抑えめなので秋らしい。日焼け防止にもなるのですごくいい」
暑い時期から着られる素材や色を取り入れることで秋のファッションを楽しめるそうです。
一方、スポーツの日の13日はこんなイベントも。
霧島市で開かれたのは「きりしまスポーツまつり」です。様々なスポーツに触れあい、興味をもってもらおうと開かれたもので、子供たちは34の競技を体験。青空の下、陸上競技やサッカーで汗を流しました。
競技が終わるとすぐさま日陰へ。水筒の水をゴクゴクと飲んでいました。
冷房の効いた体育館の中での競技も人気。フラーゴラッド鹿児島の選手によるバレーボールの体験やバスケットボールなどを楽しんでいました。
(参加者)
「難しかったけど楽しかった。普段しないスポーツができていい」
会場の出店には、かき氷や冷たい飲み物を求める人の行列もできていました。
(参加者)
「暑かった。冷たいのおいしそう」
10月20日までは平年よりも気温が高い日が続きますが、21日からは最高気温が平年並みか低くなり、昼も長袖で過ごせるような秋らしい気温となる予想です。

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