
7月11日、英国立統計局(ONS)が発表した5月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%減少し、予想外に2カ月連続のマイナスとなった。写真は1月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Isabel Infantes)
[11日 ロイター] – 英国立統計局(ONS)が11日発表した5月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%減少し、予想外に2カ月連続のマイナスとなった。
エコノミストは0.1%のプラス成長を見込んでいた。4月実績は0.3%減だった。
サービス部門が小幅な成長を見せたものの、工業部門と建設部門の落ち込みが全体の足を引っ張った。
第2・四半期の成長に対する下振れリスクが高まる結果となり、イングランド銀行(英中央銀行)が来月にも利下げに踏み切るとの見方が強まった。
イングランド・ウェールズ公認会計士協会(ICAEW)の経済担当ディレクター、スレン・サール氏は、「英経済が勢いを欠くことを示す結果だ」と指摘。「最近のインフレ急上昇にもかかわらず、8月の利下げは現時点では避けられない公算が大きい」と述べた。
リーブス財務相は「今回の結果は期待外れだが、経済成長を促進し公約を果たす決意だ」とコメントした。
英経済は第1・四半期に主要7カ国(G7)の中で最も高い成長率を記録した。しかし、4月に一部住宅購入に対する税制優遇措置が期限切れとなる前の駆け込み需要と、米国の高関税導入を控えた製造業者の前倒し輸出に関連していたとみられる。
英中銀は第2・四半期の経済成長率を約0.25%と予測。ONSによると、同四半期に成長を達成するには6月月間データが少なくとも横ばいを示す必要がある。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの欧州経済担当ディレクター、ラジ・バディアニ氏は、「5月の実質GDPが2カ月連続で減少したことは、政府の成長計画が国内外のショックによって頓挫したのではないかとの懸念を高めるだろう」と語った。
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