中央アジア5カ国は対ロ貿易拡大を、プーチン氏が首脳会議で要請

 10月9日、 ロシアのプーチン大統領は中央アジア5カ国の首脳に対し、ロシアとの貿易拡大を強く求めた。ドゥシャンベで行われた首脳会議で撮影。提供写真(2025年 ロイター/Sputnik/Kristina Kormilitsyna)

[モスクワ 9日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は9日、中央アジア5カ国の首脳に対し、ロシアとの貿易拡大を強く求めた。この地域には中国も関心を示しており、ロシアは影響力の回復を目指している。

プーチン氏はタジキスタンの首都ドゥシャンベで行われた首脳会議で、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、トルクメニスタン、タジキスタンとの昨年の貿易総額は450億ドルを超え「良好な結果」だったとしながらも、人口がこの5カ国の総数と比べてわずかなベラルーシとの二国間貿易には遠く及ばないと指摘。貿易拡大の可能性があると述べた。

中央アジア5カ国は1991年までソ連の一部として統治されており、ロシアはなお、この地域を自国の勢力圏と見なしている。しかし、政府がウクライナ紛争に手を取られ、中国が貿易と投資で進出を強化する中、この地域でのロシアの地位は低下している。

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